2006年10月アーカイブ
公園の遊歩道でエナガの群れが通過するのを見ていると背後が急に騒がしくなりました。振り返ると木の枝が揺れていてなにやら黒っぽい塊が落下しました。ニホンザルでした。土手の斜面を駆け下りると向かいの民家の門扉を乗り越えて庭の中に消えました。今年山の食べ物が不作なのかここで野生のサルを見たのは初めてでした。後姿を辛うじてキャッチです。
昨夜風が強かったので多少の期待をしながら山に向かいます。カワラヒワとヒヨドリの声がしていました。
桜の枝に何か飛んで来て盛んに首を左右に振っています。逆光線で何者か分からず見てる位置を変えると飛んでヒッヒッと鳴きました。ジョウビタキのようです。止まった所を探すと今期初めてのジョウビタキ♂でした。急いでカメラを取って戻って来ると先程より近くの山茶花の上に蹲っていました。
やっと季節の使者に会えました。
珍しく早起きして現地に行くとFさんが椋の木の上を見ておられました。しかし見えるのはキジバトとヒヨドリだけでコムクドリの姿はありません。そこにKさんも見えました。みんなで椋の木にやってくる鳥をつぶさに観察します。30分もした頃頭の白っぽい2羽の小鳥がやってきました。スコープを覗くと待っていたコムクドリでした。1羽は梢の枝にもう1羽は茂みの中に止まっていましたが程なく2羽とも移動してしまいました。
この後は待っても待ってもコムクドリはやって来ません。やってきたのは数十羽のヒヨドリの群れが青空の中椋の木の上を旋回して朝日に羽根裏を輝かせていきました。
更に待つこと1時間、Fさんが椋の木の中で毛繕いをしているコムクドリ1羽を見つけてくれました。小枝や葉がかかって全身は見えませんでしたが白いアイリングの可愛い顔は見えました。
地元の方の話では1週間ほど前はもっと近くで見られたとの事で来年に期待を寄せてここを引き揚げました。Fさん、Kさん、有難うございました。
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