2008年5月アーカイブ
最終日の朝がやって来ました。
島の朝は 毎日イソヒヨドリの歌声が目覚ましでした。
♂の姿も見かけましたが 写真は撮らせてもらえず 今回は♀?だけでした。
鳥達は常に入れ替わっているようでしたが初めから最後まで話題を提供してくれたのはミゾゴイでした。
最初は人がちょっと動いても草叢にに逃げ込む用心深さでの出会いでした。
それが帰る頃には堂々と道の真ん中をゆったり歩いていて ずいぶん馴れた様子です。
夜行性と聞きましたが昼間でも姿を見かけました。 どうなっているのでしょうね。
ゆったりと動いているのに逃げ込む時は俊敏な動きも見せました。 「飛べるのだろうか」と話すと同行の友人が「飛んだ所を見た」と言うので安心しました。 猫がすぐ近くに居るのは気がかりでしたが・・・。
今日は撮影はそこそこにして島を一周し観察小屋で帰りの時間を調整しました。
キマユホオジロ♀
など見た広場はノビタキが居るだけでした。
シロハラホオジロ♀
マミチャジナイ
を見た場所を通り最後に出会った鳥はムギマキでした。
船に乗り込むと友人が港まで見送りに来てくれました。 又何処かで再会しましょう!
船は横揺れも加わり心配しましたが無事到着できました。勿論海鳥は見ませんでした。
島の中を散策するのは楽しみですがこのところ鳥との出会は急に少なくなりました。
今日は遥か彼方にホトトギスを
アオバト ジュウイチ ツツドリは声だけ、チゴハヤブサは遠すぎました。 歩き疲れて一休みするのは島の真ん中の観察小屋です。
ここには水場が有るので 疲れた時は何時も休憩兼鳥見に立ち寄りました。
観察小屋に来た鳥をまとめてみると
シマゴマは地元で見て以来久しぶりでした。 若しかしたら会えるかもと期待していましたが 見たという話はさっぱり聞かず 10日やっと繁みで鳴き声を聞き翌日水場に姿を見せました。
一羽が枝に姿を見せると反対の繁みでもう一羽 美しい鳴き声で歌ってくれました。
鳥見の人も少なくなりましたが 今日は久しぶりに昔の鳥仲間と再会する事ができました。 何時も旅先で旧交を温める鳥見の時間をほんの少し共有するのですが 何時会ってもずっと一緒に居たような気持になれるのは同じ楽しみを持っているからでしょね。
昨日引き上げた人が多かったのですっかり島は寂しくなりました。 鳥も数も種類も少なくなったように感じます。
今日も朝から風が唸って 海は荒れとても船は来そうもありません。
そんな海を見ながらもしかして何か新しい出会いは無いか出かけると 波立つ沖に波しぶきかと思う程小さな鳥の群れが見え隠れしています。
波立つ海面すれすれに飛んでいるのはアカエリヒレアシシギの群れでした。
その数は何百羽も居たようでした。
思いがけない光景を見る事ができました。
今年は例年になくカモ類が見れないとの話を聞きましたが シギチも数も種類も出会いは少なく感じました。 今回出会った水鳥は 船で見たオオミズナギドリをはじめ
ウミネコ
セイタカシギ
トウネン
キアシシギ キョウジョシギ
イソシギ、ウズラシギ、アオサギ、チュウサギ、ダイサギ、カルガモ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミウ、ヒメウ、そして居たのに見つけられなかったクロサギでした。
島の生活は天気と切っても切れない密接な関係がありました。 時々放送される地元の漁船や 日に一便しかない船の出、欠航は島に鳥見に来ている人達も常に関心を持っています。 同行の2人も本来ならば明日まで滞在予定でしたが 明日船の予定が立たず今日引き揚げる事になりました。
今日は鳥の動きも少ないので私達は鳥見を休み休養日となりました。
休養と言えば ここにたどり着くオオルリやキビタキはやはり旅の疲れでしょうか あまり飛び回らず 近くの道で羽を休めて居るのによく出会いました。
中には元気なオオルリも居てホッとします。
直ぐ近くで出会っても飛ぶ力も残っていないようなサンショウクイも見かけました。
そばには丸々としたネコも座っていますし ハヤブサも空を舞っています。 やっと辿り着いた島でものんびり気を抜くわけにはいかないようです。
今朝の散策は 風も強く 鳥との出会いも少なくて早々に朝食に戻ると オガワコマドリが入ったとのニュースが飛び込みました。
相変わらず風が強くて寒いので居ると聞いた海岸沿いにはなかなか足が向きませんでしたが どうやら未だ見れるらしいので出かける事になりました。
海岸の道沿いの石の上に乗ったり 草の中に潜ったり 時には道を横切って姿を見せてくれました。
昨年地元に綺麗なオガワコマドリが来ていたのに見る事が出来なかったので 思いがけない嬉しい出会いになりました。
やっと近くにやって来たと思ったら 先住のハクセキレイ2羽に襲撃されて浜の草むらに逃げ込みました。
これが潮時になり引き揚げました。
海岸沿いに広がる草原にはムシクイが見え隠れしています。
一番多かったセンダイムシクイ
こちらはエゾムシクイです。
ムシクイの姿が少なくなって 昨日までは考えていなかったオガワコマドリが見れたのは 鳥達はこの強風の中でも飛び立ち そして飛んで来て居るようです。
地元では半袖でしたが 島は寒い強風が吹きぬけて三月初旬に逆戻りしたような日が続きました。 防寒のセーターを一枚荷物に入れておけば良かったと思います。 それでも重ね着をしてフィールドに出かけましたが 海岸は風が吹き付け寒くて鳥見どころではありません。風をよけて繁みの中を散策する事なりました。
細い道を歩いていくと道に居た鳥が少し離れた松に飛びました。 繁みを透かして双眼鏡で確認すると 今年地元で見かけても撮れなかったマミジロの♀でした。
見通せる場所はないものか 四苦八苦していたら細い道に舞い降りたようでした。 そっと近づくとミミズを捕っているようでした。 狭い場所で草が邪魔してなかなか撮れませんでしたが やっと念願のマミジロ♀と会えました。
繁みの細い道ではマミジロの♂も見かけましたが若いようです。 こちらが気がつくより早く 相手に気づかれ飛ばれてしまいます。
水場に来たのは成鳥のようです。
カラアカハラにも会えました。 若い個体との事でした。
大型のツグミの仲間は ツグミ ハチジョウツグミ シロハラ アカハラ マミチャジナイ マミジロ カラアカハラ イソヒヨドリとは会いました。 見た人がいるのにトラツグミ クロツグミ♂♀には旅の最終日まで会えずじまいになりました。
何時もならまだ真夜中と言った時間でも 鳥好きにとって一番出会いの多い時間帯です。 もちろん鳥見の宿は早朝から皆さん始動開始です。 私達にとってはとびきりの早起きでしたが 宿ではなんと一番最後に出発する事になりました。
カワラヒワが電線に止まっているのを眺めながら先に進むと 松の梢に動く小鳥が見えました。ファインダーの中の小鳥は見たことのない鳥 画像を確認して驚きました。 コノドジロムシクイです。
気合いを入れて撮りますが動きが早くその内飛んで行きました。 これでいっぺんに目が覚めてしまいました。
昨日の記憶をたどりつつ海岸散策コースに出かけると同行のMさんと会い 朝のコースをご一緒しました。 ポイントを確認しながら松林までやって来ると 木立に又見慣れない鳥がとまっていました。 島では分からなくても一応撮っておこうと思っていたので 数枚シャッターを切りました。
居合わせた4人で図鑑を出して確認するとアカマシコ♀でした。
鳥との出会いは全くの偶然で 幸運という他はありませんでした。 やはり早起きは良い事がありますね。習慣になると良いのですが・・・・。
鳥見の旅は始まったばかりでしたが この2種で満足し 残りの日々はゆっくり楽しもうと余裕ができました。
海は波も静で 船に弱い私でも1時間半の船旅を無事通過する事ができました。とは言うものの甲板に出て海鳥の撮影をする余裕はありません。 残念ながらオオミズナギドリが船と並走するのを船室の窓から観察しただけでした。
宿に着き さっそく同行のリーダーに島を案内していただきました。ポイントや過去の観察例など聞きながら皆でゆっくり島巡り。 明日からの単独行動に向けて沢山の予備知識は大いに役に立ちました。
島で初めてシャッターを切った鳥はハチジョウツグミになりました。
何時も木立の中で会っていた小鳥たちを磯で見かけた時は「島の渡り」を実感した瞬間でした。
やっと辿り着いた鳥達は 磯の岩場や打ち寄せた海草の上で餌を補給しているようでした。
コサメビタキも
キビタキも岩場でフライィングキャッチで餌取りしていました。
当地では緑バックのムギマキも打ち寄せた海草の上でした。
海をバックに岩場のアカハラ マミチャジナイもこの海を渡って来たのでしょう。
いづれも遠い撮影で精いっぱいトリミングしています。
何時もの鳥も新鮮に感じた初日でした。
島の名前は知っていましたが まさか鳥見に行くことになるとは思っても居ませんでした。 チャンスは突然やって来て 鳥見に行くことになりました。 空港でメンバーの皆さんと待ち合わせ 一日かけて飛行機とバスを2回乗り継いで 宿に一泊 明日 船で島に入ります。
なんでも風や波が高ければ一日一回出る船も欠航との事ですが 幸い天気も良さそうです。
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