久し振りに訪ねた草原は緑の海原のようでした。
鳥と言えば・・・声のみでした。

梅雨の中晴れを利用して　コジュリンに会いに行きました。

大きな口を開け体全体で朗々と歌っているように見えますが　姿と相反してコジュリンの歌は哀愁を帯びた可憐な歌で　草原に座って一年ぶりの歌声を楽しみました。

♀も草叢から顔を見せてくれました。

せめて鳥の歌声だけでもと出かけると　緑の中を　ひらひらと滑空するのはアサギマダラです。
北に行かずに　この夏はここで過すのでしょうか。

良く見ると緑の山も　白いマタタビの花や赤いキイチゴの実で彩られ綺麗です。
今日も何時もの事ながら　直ぐ近くでホトトギスが歌うのですが鳥の姿は見つからず　帰る途中にやっと小雨の中でキビタキに会えました。出会いはほんの一瞬　もう少し見ていたいのに車が通って緑の中に消えました。　

子供の頃はあちこちの軒下でよく見かけていたツパメの巣も身近で見ることが少なくなりました。
少し大きめなツパメの巣には５羽の雛鳥が居るようです。
親鳥は入れ替わり立ち代わり餌をせっせと運びます。
今回運んできたのは小さなバッタみたいな虫でした。

雛鳥がオシリを向けて親鳥に糞を取ってもらっています。

例年より遅れて福岡も入梅となりました。

何年ぶり　いや何十年ぶりに　『ヨタカの星』を読みました。
ヨタカに会いたくなりました。　　　　　　　(アコ記)

カイツブリもバンも子育て上手で可愛い雛鳥を上手に子育て中でした。
カイツブリは４羽の雛が親鳥に餌をねだって猛スピードで追いかけています。
それにしても可愛いですね。

バンも５羽の雛鳥が着かず離れずそれぞれ勝手に行動しています。
まだ親鳥に餌を貰っているコも居ますが自分でも探しているようです。
体の大きさに比べて想像以上に足が大きいくて吃驚しました。　
泳いでいるときは分かりませんでしたが・・・　
動きはやっぱり可愛いです。

もうそろそろと思ってアオバズクを探しに行きました。
一渡り探しても見つからないのでまだかと思いましたがふと見上げた先に懐かしい姿がありました。
保育園の子供達と一緒に暫く観察しているとにわか雨が降り出したので撤収しました。

目覚めると爽やかできもちの良いお天気です。
折角のお天気ながら　鳥の顔が思い浮かばず鳥見はお休みです。

鳥との出会いがすっかり減って少し寂しい気がします。
このところ鳥見と言えば当てもなく近くの山をうろうろしながら鳥の声のする場所で姿を探しては時間を過ごすのが定番です。
なんとも美しい艶のあるキビタキの歌声に随分長時間足止めされましたが奥の山から出てきません。　次の場所で偶然緑の中に美しいキビタキが鳴いているのが見れました。
シャッターは二枚切っただけでしたが　今年出会ったキビタキノ中で一番美しいオレンジの個体でした。

帰り道　杉林の奥からオオルリの声が聞こえます。　キビタキを見つけて気をよくしたので時間を掛けてやつとオオルリを見ることが出来ました。
この辺りでは鳴声は楽しめても姿は何時も見れないものと半分諦めていただけに思いがけない出会いになりました。

カッコウ　ツツドリ　ホトトギスの声もして久し振りに山の鳥見を楽しみました。

用事のついでに浜辺を覗くと　ソリハシ1　キアシ10　シロチ2　ミユビ2の姿がありました。
カメラを据えるとミユビ2は飛んでしまいました。

キアシシギの居る遠くの岩場に移動しました。

広い海岸は静かです。